五色沼スノーシュー

神秘の湖沼を巡る雪上さんぽ

五色沼スノーシューの概要

冬の福島県・裏磐梯は、一面の雪景色と静寂に包まれた絶景が広がります。中でも人気観光スポットの五色沼湖沼群では、冬になるとスノーシューでめぐるツアーが開催されます。五色沼とは、その名の通り季節や天候によって水面が青や緑など様々な色に輝く不思議な湖沼群で、1888年の磐梯山噴火による山体崩壊で誕生した大小数百の湖沼の一部です。その神秘的な美しさが評価され、2016年にはミシュラン・グリーンガイドで一つ星にも選ばれた、世界に認められた景勝地でもあります。

毎年冬になると、裏磐梯エリアにある五色沼湖沼群を、雪上ハイキング用の特別な靴「スノーシュー」を履いて巡るガイドツアーが開催されます。夏や秋のグリーンシーズンには多くの観光客で賑わう五色沼の探勝路も、雪深い冬は個人で歩くのは困難ですが、スノーシューツアーなら安全に冬景色を楽しめます。

中学生以上であれば参加可能で特別な経験は不要なので、雪山ハイクが初めての方や海外からの旅行者でも気軽に体験できます。ガイドさんが同行し、スノーシューの履き方から歩き方まで丁寧に教えてくれるので安心です。五色沼では、新緑、紅葉、樹氷といった四季ならではの景色が楽しめますが、冬の五色沼スノーシューでは純白の森に浮かぶカラフルな湖沼という、非日常の光景に出会えるのが魅力です。

スノーシューを履いて雪の上を歩くと、自分の身体がふわりと浮いているような独特の感覚があります。深い新雪でも足が沈み込みにくいため、普段なら立ち入れない場所にも踏み込めるのがスノーシューの醍醐味です。実際、五色沼スノーシューツアーでは夏季には道がない場所もコースに含まれており、雪に覆われた冬だからこそ辿り着ける特別なビューポイントへ案内してもらえます。

通常は立ち入り禁止の場所から眺める青沼、さらに冬にしか見ることができない黒沼など、積雪期限定のルートが用意されているのでこのツアーに参加すれば「冬の五色沼でしか出会えない風景」を存分に楽しめます。

冬の五色沼ならではの見どころ

冬の五色沼では、純白の雪原に浮かぶエメラルドグリーンやコバルトブルーの湖面という幻想的な光景に出会えます。周囲の葦原も雪で押し倒されるため視界が開け、普段より高い目線から湖面を見下ろすことができるので、湖水の色が一層際立って見えます。とりわけ晴れた日には日差しに照らされて水面が輝きを増し、青空とのコントラストも相まって息を呑む美しさです。冬季は気温が低いため湖面が部分的に氷結することもありますが、氷と水が織りなすグラデーションもまた趣があります。運が良ければ、青沼や毘沙門沼で真っ白な雪景色に鮮やかな青緑の水という写真映えする一枚を収めることができるでしょう。

冬の裏磐梯は観光客の数も少なく、五色沼エリアも夏に比べて驚くほど静かです。夏場は多くのハイカーで賑わう探勝路も、積雪期は人影もまばらで、自分たちだけで貸し切り状態のように感じるかもしれません。聞こえてくるのは足元で雪が「キュッキュッ」と鳴る音や、木々から時折落ちる雪の音、遠くの野鳥のさえずり程度。都会の喧騒を離れ、大自然の無音のBGMに耳を澄ませながら歩く時間はとても貴重です。

また、五色沼スノーシューツアーではガイドさんが道中で裏磐梯の自然や歴史について解説してくれます。磐梯山の大噴火や、各沼の名前の由来、湖面の色が変化する仕組みなどを聞きながら歩くと、景色の見方が少し変わるかもしれません。単に景色を見るだけでなく、文化や歴史のストーリーを感じられるのもガイドツアーならではの楽しみです。

普段は見ることができない、冬だからこそ見れる景色を楽しむことができます。

大﨑庸平

ガイドさんが道中で裏磐梯の自然や歴史について解説してくれるため、景色だけでなくストーリーも楽しむことができます。

大﨑庸平

冬にしか行くことができないビューポイントにも案内してもらえます。

楽しみ方・おすすめの過ごし方

五色沼スノーシューを存分に楽しむために、まず防寒対策は万全にしましょう。裏磐梯の冬は氷点下になる日も珍しくありません。スキーウェアや厚手のジャケット・パンツの上下、耳まで隠れる帽子、手袋、厚手の靴下に冬用ブーツといった服装が理想的です。日差しの強い日は雪面からの照り返しが強いので、サングラスや日焼け止めクリームも用意しましょう。

ツアー料金にはガイド料やスノーシュー・ストックのレンタル代、保険料などが含まれています。防水性の靴やウェアを持っていない場合でも、一部レンタルできるプランもありますので事前に問い合わせておくと安心です。

ツアーは基本的に午前と午後の1日2回開催されており、それぞれ所要約2時間半です。午前の部は朝9時過ぎスタート、午後の部は13時過ぎスタートとなっています。どちらの時間帯も一長一短ありますが、午前中は空気が澄んでいて光の加減で湖沼の青がより鮮明に見えることが多く、また新雪が太陽に照らされてキラキラ輝く様子が楽しめます。午後は日差しが柔らかくなり、森全体が黄金色に染まるような幻想的な雰囲気を味わえます。特に冬至前後の時期には午後でも日が傾き始め、林間に差し込む斜光が写真映えします。どちらの回も魅力的なので、時間の都合や天気予報を見て選ぶと良いでしょう。

集合場所は裏磐梯物産館という観光施設で、ここでガイドさんと合流します。ガイドの案内言語は基本日本語ですが、日本の自然を五感で感じる体験がメインなので、言葉がわからなくても十分楽しめます。

ツアーによってはガイドさんが温かいハーブティーやお菓子を振る舞ってくれることもあり、冷えた体に染み渡ります。冬の裏磐梯の空気感は、言葉では言い尽くせない魅力があります。ぜひ深呼吸して、澄んだ冷たい空気とともに美しい景色を胸いっぱいに味わってみてください。

時間に余裕があれば、裏磐梯の「イエローフォール」と呼ばれる幻の滝にも足を伸ばしてみましょう。これは磐梯山の噴火口跡に冬だけ出現する黄色い氷の滝で、噴気孔から染み出す硫黄成分を含む水が凍って巨大な氷瀑となったものです。夏には存在しない滝が真冬の寒さで少しずつ成長し、高さ数十メートルもの見事な氷のオブジェになる様子はまさに絶景です。五色沼スノーシューとは別のコースになりますが、興味のある方はガイドツアーに参加することをおすすめします。

基本情報

スポット名: 五色沼スノーシュー

開催期間(営業時間): 2025年12月20日(土)~2026年3月22日(日)※期間中無休(荒天時中止の場合あり)

料金: 大人 5,700円(税込)(ガイド料・保険料・スノーシュー/ストックレンタル代込み)

駐車場: あり(無料、予約不要)

注意点:
※ツアーは要予約です(前日17:00までに申込推奨)。
※ガイドは基本日本語対応。
※防寒着・長靴など冬山装備必須(スキーウェア上下・手袋・帽子など)。
※当日の天候や積雪状況によりコース変更や中止の場合あり。
※参加対象は中学生以上で未成年は保護者同伴。
※雪山のため単独でのコース散策は危険ですので、必ずガイドツアーでお楽しみください。

アクセス

住所: 福島県耶麻郡北塩原村桧原字湯平山1171-1(裏磐梯物産館 集合場所)

アクセス: (鉄道・車・バスなど):

車:磐越自動車道 猪苗代磐梯高原ICから約30分

公共交通:JR磐越西線「猪苗代駅」から路線バス約45分、「裏磐梯高原駅」バス停下車、徒歩すぐ

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