和船

水面を巡る鶴ヶ城での和舟体験

和船の概要

会津若松市の中心にそびえる鶴ヶ城(会津若松城)は、約630年前に葦名直盛が築いた「東黒川館」が前身とされる名城です。

そんな鶴ヶ城では、伝統的な手漕ぎ船である和舟に乗って鶴ヶ城の堀をゆったりとめぐる「鶴ヶ城和舟体験」ができます。鶴ヶ城をぐるりと囲むお堀を、金山町の「霧幻峡の渡し」で使われている舟でクルージングします。


霧幻峡は福島県金山町を流れる只見川の渓谷で、朝夕に川面を霧が包む幻想的な景色が名物です。その霧幻峡をわたる「霧幻峡の渡し」で使われている和舟を船頭さんが操り、ボランティアガイドによる歴史解説を聞きながら約30~40分間、鶴ヶ城の内堀を周遊します。


水上から眺める鶴ヶ城はまた違った表情を見せ、高さ約30メートルの「扇の勾配の石垣」や、美しい朱色の「廊下橋」といった普段は近くで見られない景色を間近で楽しめます。

和船の見どころ

春は鶴ヶ城周辺のソメイヨシノが満開になり、城と桜が堀に映える絶景が見られます。和舟からは桜並木の下を船から眺められ、写真映えも抜群です。初夏の新緑や秋の紅葉も堀の水面に映り、季節ごとに違った風情があります。

船は最大6名まで乗船可能で、家族や友人と一緒に楽しめます。船頭さんが静かに和舟を漕ぐ中、ガイドさんが城内の歴史や建物の説明をしてくれます。

資料館

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鶴ヶ城

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麟閣

楽しみ方・おすすめの過ごし方

和舟体験は4月から9月の指定日のみに開催されています。訪問前に、公式サイトから日程を確認しましょう。

事前予約は不要で、当日は鶴ヶ城西出丸駐車場で受付を行ってください。鶴ヶ城入場券の半券を提示すると、和船体験の料金が200円割引になりますよ。開船時間の10分前には桟橋に集合しましょう。

下記の通り1日5回の運行となっています。

(1)10:00~10:30

(2)11:15~11:45

(3)13:15~13:45

(4)14:30~15:00

(5)15:45~16:15

船頭さんの漕ぎで、40分ほどかけてゆったりと堀内を周遊します。船上では城郭の構造や会津戦争ゆかりの話が聞けるので、記憶に残る特別な体験になります。

天守閣の上から、公園を歩きながら、そして船上から…いろんな角度から鶴ヶ城を堪能してみてください。

基本情報

営業時間・定休日:開催日は2025年4月12日~9月28日の特定日、各日10:00~16:15(1日5回運航)

*荒天時は運休(悪天候注意)。

料金:大人 2,000円/人、小中学生 1,000円/人(鶴ヶ城天守入場券半券提示で1名あたり200円割引)

※繁忙期・通常期とも同額。

事前予約:不要(当日受付順)

駐車場:鶴ヶ城西出丸駐車場(有料市営)

その他:雨具や飲料などは各自でご用意ください。

アクセス

住所: 福島県会津若松市追手町1-1

  • 電車:JR磐越西線 会津若松駅からまちなか周遊バス「ハイカラさん」・「あかべぇ」で「鶴ヶ城入口」下車(約20分)
  • 車:磐越自動車道 会津若松ICから約15~20分

その他: 周辺には西出丸・東口・南口の3か所に有料駐車場(計360台)があり、1時間目200円、その後1時間毎100円追加。荒天時や冬期間の大雪などで臨時閉鎖・入場制限になる場合もあるので注意

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