霧幻峡と只見線撮影スポット
日本の原風景にタイムスリップしたような特別な体験
樹齢1000年の欅と隠れた名水
福島県南会津を訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいのが、下郷町にある「八幡の大ケヤキ」と「長寿の水」です。八幡の大ケヤキは樹齢1000年近くになる巨大なケヤキの木で、地域の自然遺産ともいえる存在です。一方、長寿の水は高倉山の麓から湧き出る名水で、その名の通りこの水を飲むと長生きできると伝えられてきた湧水です。どちらも江戸時代に大名行列が通った下野街道(会津西街道)沿いの中山地区に位置しており、古くから旅人や地元の人々に親しまれてきました。

「八幡の大ケヤキ」と「長寿の水」は車で約5分の距離にあるので、ぜひ両方を訪れてみてくださいね。

樹齢約1000年、樹高約34.5m・幹回り約12mにもなる八幡の大ケヤキは、県道沿いに悠然とそびえ立つその姿が圧巻です。12階建ての建物ほどの高さに及ぶ大ケヤキを間近で見上げれば、その高さや幹の太さ、枝ぶりの壮大さに思わず言葉を失うでしょう。
1000年という長い歳月を生き抜いてきた木ならではの神聖な雰囲気が漂い、辺りには静かで荘厳な空気が満ちています。幹には樹齢を感じさせる大きな空洞がある一方で、現在も枝葉は青々と茂り生命力の強さを感じさせます。秋にはケヤキの葉が黄金色に色づき、周囲の山々の紅葉と相まってひときわ美しい景色となります。

一方の長寿の水は、標高1308mの高倉山の裾野から湧き出す清冽な湧水です。季節を問わず枯れることなくこんこんと水が湧き続けており、常に豊富な水量を保っています。水温は約10度と冷たく、味わいは癖がなくまろやかでとても飲みやすいのが特徴です。
木製の看板が目印の水汲み場が整備されていて、誰でも自由にこの名水を味わったり汲んで持ち帰ったりすることができます。澄んだ湧き水で喉を潤せば、長旅の疲れもきっと癒やされることでしょう。
季節を問わず冷えた美味しいお水
「八幡の大ケヤキ」と「長寿の水」は非常に近い立地のため、短時間でまとめて巡ることができます。まず県道沿いにある八幡の大ケヤキに立ち寄り、その雄大な姿を間近に感じましょう。そこから車で5分ほど山側へ進むと「長寿の水」に到着します。道中の景色も美しく、車窓から南会津の豊かな自然を楽しめます。


季節ごとに違った魅力が味わえるのが「八幡の大ケヤキ」の醍醐味です。春から夏にかけてはケヤキに新緑が生い茂ります。特に夏場は、木陰に入るとひんやりとした空気を感じられ、暑さをしのぐにはもってこいの場所です。秋になると八幡の大ケヤキは黄金色に紅葉し、周囲の山々とともに絶景のフォトスポットになります。冬は一面の雪景色の中、葉を落とした大ケヤキが厳かなシルエットを見せ、静寂な森に立つ姿は水墨画のようです。


なお、周辺には会津若松と日光を結ぶ江戸時代の宿場町・大内宿など有名な観光地もあります。大内宿の街並み散策と組み合わせて訪れるのもおすすめです。大内宿から八幡の大ケヤキや長寿の水は車で20分ほどでアクセスできるので、会津の文化と自然を一度に満喫できる充実の旅になるでしょう。
スポット名:八幡の大ケヤキ/長寿の水(高倉山湧水)
営業時間・定休日:見学自由(24時間開放)/年中無休
料金:無料
駐車場:専用駐車場なし(付近に駐車スペースあり)
住所:福島県南会津郡下郷町中山
交通アクセス:
エネルギーを感じる大樹