【会津】雪の会津を楽しむ、自然と温泉の秘境ツアー

この記事では、年間100回以上旅をする私が、実際に体験して心から感動した 「会津の自然を体感できるツアー」 をご紹介します。

まごころを感じる旅館での滞在に加え、ここでしかできない エクストリームな体験や移動 をセットで楽しめる、おすすめの旅です。

ご紹介する内容はすべて、Ryokanbookが厳選し、実際に体験した上で自信を持っておすすめできるツアー だけをまとめています。

ツアーの概要

会津といえばスキーのイメージが強いですが、実はそれだけではありません。本ツアーでは、会津でしか味わえない知る人ぞ知る冬の絶景・体験を、ハイヤーで移動しながら巡るエクストリームな旅をご紹介します。

会津交通のハイヤーは、事前予約制で利用するチャーター型の車両サービスだ。通常のタクシーとは異なり、利用時間や行き先をあらかじめ指定して手配するため、決まったダイヤに縛られず、旅程に合わせた自由な移動ができる。

車両はゆとりのある上位クラスが用意されており、長距離移動や複数人での利用にも対応する。会津若松市内だけでなく、山間部や公共交通が少ない観光地への移動にも使われ、地方を効率よく巡る手段のひとつとして利用されている。

行程

1日目
→郡山駅
→五色沼スノーシュートレッキング(体験)
→沼尻高原ロッジ(宿泊)

2日目
→エクストリーム温泉・スノートレッキング
→大川荘

1日目 | スノーシューと秘境温泉を楽しむバランスの良い旅の始まり

東京から東北新幹線で郡山へ。到着後はハイヤーに乗り込み、五色沼を経由して沼尻高原ロッジへ向かいます。

スノーシューで冬の自然を体感しながら、最後は温泉でじんわり癒される——そんなアクティビティとリラックスが心地よく両立したコースです。

五色沼スノーシュートレッキング | 目指すは真っ青な湖

東京駅から東北新幹線で約80〜90分。郡山駅に到着します。

目的地の五色沼へは、ここからハイヤー(またはタクシー)を貸切して移動。(1台1万円前後が目安)

集合場所に着くと、すでにスノーシューを準備して待ってくれているガイドさんの姿が。

履き方や注意事項の説明を受け、その日の体調なども軽く共有してから、いよいよツアーがスタートします。

雪がない日には階段を10段ほど下りてコースへ向かうそうですが、この日は一面の銀世界。集合場所に着くと、すでにスノーシューを準備して待ってくれているガイドさんの姿が。

「まずは滑り台で降りましょうか。」

ガイドの一言で、なんとビルの2階ほどの高さから雪面を滑り台のように滑り降りるところからスタート。心躍る、最高の体験の幕が開けます。

スノーシューで歩くのは初めてでしたが、新鮮な気持ちと、雪原を自由に歩けるワクワク感が一気に押し寄せてきました。ふわふわの雪を、スノーシューでしっかりと踏みしめながら進む感覚が、なんとも言えず気持ちいい。

雪の上なのに、しっかりブレーキが効く感覚もまた新鮮。足元が安定しているからこそ、景色も存分に楽しめます。

歩くこと約20分。最初の目的地である 「青の湖」 が姿を現しました。湖は半分が凍り、もう半分は真っ青に輝いていて——まるで自然が作ったアートのよう。

真っ白な雪に囲まれた湖面は、青さがいっそう引き立ち、角度によっては青というよりも、エメラルドのような宝石を思わせる輝きを見せていました。

青く澄んだ湖と雪原のコントラストがとにかく美しく、寒空の下なのに、思わず手袋を外して写真を撮ってしまいます。

写真でも十分きれいですが、これはぜひご自身の目で見てほしいと思える光景でした。

さらにそこから約20分ほど歩みを進めると、今回のハイライト——磐梯山を望む湖のビュースポットに到着しました。

ガイドさんは到着するやいなや、すかさず記念撮影をしてくれたり、雪で“ひよこ”の型を作ってくれたりと、とにかくサービス精神旺盛。終始場を和ませてくれて、旅の楽しさがぐっと増します。

また、参加者の体力やペースに合わせてコースを柔軟にアレンジしてくれるのも嬉しいポイント。自然を満喫しながら無理なく楽しめる、安心しておすすめできるツアーでした。

沼尻高原ロッジ | まるでレモン水のような源泉かけ流しの秘境の温泉へ

沼尻高原ロッジは、かつてエベレスト登頂を果たした女性登山家・田部井淳子氏が愛した別荘をベースに、老舗旅館が継承し、丁寧にリニューアルした宿です。

森に包まれた静かな環境の中で、肩の力を抜いて過ごせる、居心地のよい一軒。

なかでも魅力は、温泉と料理。どちらも期待以上で、私にとっては何度でも帰ってきたくなる、お気に入りの別荘のような宿です。

噴火口付近から湧き出す、酸性硫黄泉

沼尻高原ロッジを紹介してくれた温泉好きの方から、到着前にこんな衝撃のひと言を言われました。

「ちょっとだけ舐めてみな。ここのお湯、レモン水みたいな味がするから。」

半信半疑で試してみると……本当にレモン水のような味がして驚きました。この温泉は、標高1,250mの安達太良山・噴火口付近から湧き出す 酸性硫黄泉。

pH2.1 と、レモンに近い酸度を持つ強酸性の湯で、肌にピリッと刺激を与えながらも、豊富に含まれる美容成分 メタケイ酸 によって肌の代謝を高めてくれると言われています。

この湯を求めて全国から訪れる人も多く、まさに“秘湯”。自然の力をそのまま浴びるような、忘れられない温泉体験でした。

和食の贅沢・四方四里にこだわる料理長と東北の食材

「四方四里(しほうしり)」という言葉をご存知でしょうか。

東西南北それぞれ四里(約16km)——つまり 身の回りの自然の恵みをいただく範囲を指す言葉で、古くから「四里四方に病なし」とも言われてきました。近隣で採れたもの(地産)を食べ、近隣で消費する(地消)ことが、健康の秘訣と考えられていたのです。

沼尻高原ロッジの料理長は宮城県出身。

地元の生産者や漁師とのつながりを何よりも大切にしながら、会津地域や福島県内の食材も積極的に取り入れ、その土地の“水”を生かした料理を提供しています。

「同じ野菜でも、作る人によって味が違うんです。畑がきれいな人は、食材も生き生きしてる。愛情を持って育てられた食材は、料理の味も変わるんですよ。」

食の贅沢を極めた滞在は、ぜひ下記の体験記でもチェックしてみてください。

2日目|エクストリーム温泉と憧れの大川荘へ

2日目の冒険は、沼尻高原ロッジと同じ敷地内にあるアウトドア拠点 「nowhere」 から始まります。この日の目的は、ただひとつ。—— 「エクストリーム温泉」 だ。

日本人でも知らない秘境・ガイドツアーでしか行けないエクストリーム温泉

エクストリーム温泉は、その名の通り “エクストリーム” な体験です。

目指すのは、標高約1,300m地点にある沼尻温泉の源泉——「沼尻元湯」。そこまで 約1時間のトレッキング を行い、辿り着いた先で 野生の温泉にそのまま浸かる という、沼尻でしかできない唯一無二の冒険です。

この秘境温泉は ガイドツアーでしか行けない のも大きな魅力。水着とタオルは持参が必要ですが、トレッキングシューズなどの装備はレンタルできるため、初めてでも安心して参加できます。

この写真を見てほしい。

これは川遊びをしているわけではありません。山奥で湧き出る“自然の温泉”に浸かっている(もはや泳いでいるに近い)のです。

こんな野泉に入ったことがある人は、日本人ですら、きっとほんの一握り。まさに名前の通り、エクストリームな体験でした。

ここは、昨晩浸かった沼尻高原ロッジの温泉の“源”にあたる場所。約1時間のトレッキングの末に辿り着ける、まさに大自然からのご褒美です。

温泉の気持ちよさはもちろん、目の前に広がる圧倒的なスケールと景観美に息を呑みます。一生忘れられない体験になること間違いなしです。

より詳しく知りたい方は、下記の体験記をご覧ください。

鬼滅の刃の舞台になった?憧れの宿 大川荘へ

エクストリーム温泉から戻ったあとは、ハイヤーに乗り込み、大川荘 へ向かいます。移動時間はおおよそ1時間。

会津の旅は、車がないと移動がやや大変なエリアも多いため、タクシーやハイヤーを貸切にして、荷物ごと移動するスタイルがおすすめです。移動のストレスが減るだけで、旅の満足度がぐっと上がります。

無限城の浮舞台、そこは現実に存在した幻の宿

入口をくぐった瞬間、いきなり心を奪われます。アニメが好きな人なら、きっと何かを思い出すはずです。吹き抜けの空間、その中央に静かに浮かぶ舞台——視線を上へ、下へと誘うこの構造。

そう、ここは大川荘

そしてこのロビーは、人気漫画・アニメである鬼滅の刃に登場する「無限城」のモデルになった場所としても知られています。

中央に設えられた浮舞台は、その世界観を現実に引き寄せたかのよう。16:00〜18:00には三味線の生演奏が始まり、どこか“鳴き女”を彷彿とさせる音色が、ロビー全体に静かに響き渡ります。

『鬼滅の刃』が好きな人にとっては、間違いなく見逃せない場所。そして、たとえ作品を知らなくても、日本の「和」をここまで大胆に、かつ美しく空間化した宿は、そう多くありません。

現実と物語の境界が、ほんの少し曖昧になる——そんな感覚を味わえる場所が、確かにここにはありました。

棚田の温泉、渓谷美に酔いしれる

目の前を流れる大川と、芦ノ牧温泉ならではの棚田の景観が溶け合うような露天風呂は、まさに圧巻。

棚田状に段々と配された湯船からは、大川渓谷の大パノラマを一望でき、湯に身を沈めると 川のせせらぎがやさしく耳に届きます。

さらに驚くのはその設計。上段からあふれた湯が下段に流れ込まないよう工夫されており、それぞれの湯船に常に新鮮な温泉が満ちる仕組みになっています。

会津の贅沢を味わい尽くす和懐石料理

大川荘に来たら、ぜひ堪能してほしいのが清水総料理長が手がける和懐石。

前菜、お造りから始まり、やがて登場する福島県産和牛サーロインの陶板焼きに圧倒されます。口の中でとろけるのに、脂はしつこくなく、上質で甘みのある余韻だけが残る——そんな一皿。

蒸し物、鍋物とメイン級の料理が次々に続くなか、最後にやってくるのが会津そば。実は私は蕎麦があまり得意ではありません。大内宿をはじめ会津は蕎麦の名所として知られていますが、大川荘の蕎麦は別格です。

「蕎麦にも実は“鮮度”があるんです。出てきたらすぐ食べた方が美味しいんですよ。」

そう言われるがままに口に運んだあの瞬間の衝撃を、今でも忘れられません。

大川荘

大川荘

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まとめ | 冬の会津を楽しむ贅沢な旅

雪景色の会津は、それだけで心を奪われるほど魅力的です。

会津の雪の楽しみはスキーだけではありません。スノーアクティビティや雪景色の温泉は、この土地だからこそ出会える特別な体験で、きっと忘れられない思い出になります。

一方で、会津の旅は自分で運転したり、公共交通機関を使って、というのはどうしても難しい場面も少なくありません。

だからこそ、タクシーやハイヤーの手配も視野に入れながら、ストレスなく巡れる旅の形を選ぶのがおすすめです。

ぜひ、会津でしかできないエクストリームなツアーを体験してみてください。