末廣酒造

「会津」に徹底的にこだわった酒造

末廣酒造の概要

末廣酒造は、福島県会津若松市にある歴史ある酒蔵(造り酒屋)です。創業は江戸時代末期の嘉永3年(1850年)で、以降170年以上にわたり会津の地酒文化を支えてきました。明治時代には福島県で初めて「杜氏による酒造り」を実現した酒蔵でもあります。会津若松は福島県西部の城下町で、冷涼な気候と豊かな湧き水に恵まれており、酒造りに適した土地柄なのです。

末廣酒造では「会津の地酒であること」に徹底的にこだわり、会津産の米と水を使い、地元の風土に合わせて杜氏たちが酒を醸しています。

なんと30分ごとに無料の酒蔵ツアーが実施されています。末廣酒造は「嘉永蔵」と会津美里町の「博士蔵」2つの酒蔵をもち、そのうち「嘉永蔵」は木造3階建ての住居と造り酒屋の6つの酒蔵が見学できます。蔵には杜氏が仕込みを行う蔵のほか、酒造りの道具などが並ぶ「蔵ミュージアム」、そしてカフェ「杏」があります。

末廣酒造の見どころ

嘉永蔵見学の見どころは、やはり歴史ある蔵造りの建物と、ツアーで得られる日本酒の知識です。どんなふうに作られているのか、どんな歴史があるのか…そんなことを学んでからいただく日本酒は、これまでと一味違って感じられるでしょう。

木造3階建ての建物内は日本建築ならではの木の香りと重厚感にあふれる一方、日本建築には珍しい高い吹き抜けも備えており、写真映えする空間です。酒蔵見学では蔵人の酒造りの現場を間近に見学し、最後に試飲コーナーで代表銘柄「末廣」「玄宰」や季節限定酒を試すことができます。

「酒蔵ショップ」では、スタッフの方が好みを聞いておすすめ銘柄を教えてくれるので、お酒選びが苦手な方でも安心です。

カフェ「杏」は旧『杏蔵』という蔵屋敷を改装したもので、酒蔵の仕込み水で淹れたコーヒーや、酒粕を使った甘酒、大吟醸シフォンケーキといった酒蔵らしいメニューが味わえます。お酒が飲めない方やハンドルキーパーの方でも、この重厚な建築と落ち着いた雰囲気の中でホッと一息つく楽しみがあるのが嬉しいですよね。

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末廣酒造株式会社

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末廣酒造

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酒造

猪苗代湖産のひしの実を焙煎した香ばしい「ひし茶」や、笹の葉に包まれたヨモギ入りの笹団子を味わいながら、硫黄の香りに包まれて体の芯まで温まることができますよ。

楽しみ方・おすすめの過ごし方

「嘉永蔵」は街歩きの途中に立ち寄りやすい立地のため、ほかの観光スポットと合わせて楽しむのがおすすめです。

会津若松駅から市内循環バス「ハイカラさん」に乗り、鶴ヶ城や御薬園周辺を散策します。その後、城下町・七日町通りのレトロな街並みを歩きながら、末廣酒造 嘉永蔵へ向かいましょう。

ガイド付き酒蔵ツアーは10:00~16:00の時間帯に行われています。事前予約不要なので、その場で申し込み、日本酒の醸し方や日本酒米の違いなどを学びましょう。学んだ後には無料の試飲ができます。学んだあとに飲むと、小さな味の違いにも気づけるようになっているはず。

見学後はショップでお買い物。現在、末廣酒造の醸造はほとんどが別の蔵で行われているため、「嘉永蔵」で醸される日本酒はわずか。そんな嘉永蔵限定酒は、こちらのショップのみで購入できますよ。

まちあるきの疲れは、併設カフェ「杏」で癒しましょう。日本酒の仕込みにも使われるお水で淹れるコーヒーは口当たりまろやかだと好評です。発酵の香り豊かな酒粕甘酒や、大吟醸の酒粕を使ったシフォンケーキは酒蔵ならではの名物スイーツです。

人気メニューはオンラインショップでも購入可能。お土産を買い忘れちゃった…!なんて時も安心です!

基本情報

  • 営業時間:9:30~16:30(蔵見学は10:00~16:00、1時間ごとに案内)
  • 定休日:毎月第2水曜日・年末年始 ※喫茶「杏」は水曜日定休
  • 料金:見学無料 ※カフェ利用は別料金
  • 事前予約:不要(団体10名以上は要予約)

アクセス

住所:福島県会津若松市日新町12-38

  • 電車:JR磐越西線「猪苗代」駅から車で約20分
  • 車:磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから約15km
  • その他: 駐車場:普通車20台・大型車4台

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