LA PALETTE 用宗本店
用宗海岸の目の前に建つ、静岡食材のジェラート専門店
旧東海道・丸子宿の里山に佇む、木組みの日帰り温浴施設

「ふきさらし湯(ふきさらしゆ)」は、静岡市駿河区丸子の泉ヶ谷(いずみがや)エリアにある日帰り温浴施設です。愛犬と泊まれる宿「1HOTEL」や「泉ヶ谷 工芸ノ宿 和楽」などを運営する株式会社創造舎が、2025年1月26日(いい風呂の日)に開湯しました。県内で長年愛されてきた温浴施設が閉館するにあたって貴重な梁を譲り受け、この泉ヶ谷の地で新たに命を吹き込んだ施設です。
場所は東海道五十三次の20番目の宿場町「丸子宿(まりこしゅく)」のすぐそば。静岡駅から車で約15分、匠宿クラフトバレーの穏やかな小径に面して建っており、建物は大口径の木材を用いた手組みの丸太工法によってつくられています。日本的で悠々とした佇まいの中に自然素材のぬくもりを感じられる、まちの喧騒から逃れてリフレッシュできる空間です。
最大の魅力は、店名のとおり「吹きさらし」の開放感あふれる浴室です。目の前には谷あいの山が迫り、吹き抜けていく風が肌をなでていきます。天井を支える印象的な梁は、かつて地元で親しまれた銭湯「松の湯」から譲り受けた材を再利用したもので、新しい施設でありながらどこか懐かしい趣が漂います。
もうひとつの見どころが、湯舟を満たす「軟水」です。カルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの硬度成分は、肌のカサつきの原因になりますが、ふきさらし湯では硬度成分を限りなくゼロに近づけることを目指して開発された軟水装置からの水を使用。とろりとやわらかな肌ざわりで、湯上がりの肌がしっとりする「美肌軟水の湯」として知られています。地域で獲れた果実や自然の薬草を使った「かわり湯」が楽しめるのも魅力のひとつです。
サウナには、サウナ発祥の地フィンランドのHARVIA(ハルビア)製ストーブを採用。高温乾燥の中で孤独に耐える場ではなく、本場のサウナ文化と日本の「和の心」を融合させた、蒸気浴を楽しむ交流の場として設計されています。低温多湿の空間に時折ロウリュが心地よい熱波を生み出し、体の芯までゆっくりと温まります。大きな窓からは泉ヶ谷の山々を望むことができ、75〜80℃ほどの穏やかな温度でロウリュを楽しめます。
水風呂は水深110cmと深く、純度の高い軟水がクールダウンさせてくれます。
まずおすすめしたいのが「朝風呂」。朝7時から営業しているため、旅の始まりに立ち寄って一日をすっきりとスタートすることができます。清々しい風と鳥のさえずりの中でのんびり過ごす時間は格別です。
体を動かしてから入るのも、この土地ならではの楽しみ方です。ふきさらし湯のある泉ヶ谷は「丸子アルプストレイルラン」のスタート・フィニッシュ地点にもなっているエリアで、山歩きを楽しむ人の姿も見られます。施設前の小径から丸子城址へのハイキングは上り約35分・下り約25分、奥へ進んだ先の歓昌院までは約15分ほど。汗をかいたあとに軟水の湯へ浸かれば、疲れがすっと抜けていきます。
湯上がりは周辺散策へ。徒歩圏内には国内最大級の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」があるほか、静岡茶を使ったトリートメントが受けられる「OCHA SPA」(要予約・女性限定)もあり、さらにリフレッシュするのもおすすめです。また、ふきさらし湯の前にある吐月峰柴屋寺には月見を楽しむために造られた借景式庭園があり、国の名勝・史跡に指定されています。
毎週金・土曜は21時まで営業(最終入浴20:30)しているため、平日の仕事終わりや週末の夜に、暗くなった里山の静けさの中で「ふきさらされる」時間を味わうこともできます。なお、シャンプー・ボディソープ・コンディショナー・化粧水・乳液は備え付けですが、タオルは持参が基本。手ぶらで訪れる場合は貸しバスタオル300円、貸しタオルセット500円を利用しましょう。静岡観光の合間の立ち寄り湯としても、丸子宿散策の締めくくりとしても頼りになるスポットです。
・スポット名:ふきさらし湯(ふきさらしゆ)
・営業時間:7:00〜19:00(最終受付18:30)/毎週金・土曜は21:00まで営業(最終入浴20:30)
・定休日:火曜日(祝日は営業、翌平日休み)※臨時休館あり
・料金:大人 お風呂のみ 平日800円/土日祝900円、お風呂+サウナ 平日1,300円/土日祝1,500円、小人(4歳〜小学生)500円
・駐車場:ふきさらし湯専用駐車場あり(無料)
・住所: 静岡県静岡市駿河区丸子3288-2
交通方法
・公共交通機関:JR「静岡駅」北口7番線のりばから「中部国道線 藤枝駅前行き」に乗車、「吐月峰駿府匠宿入口」下車、徒歩約10分
・車:静清バイパス「丸子IC」から約850m(約3分)。JR静岡駅から約6.8km(タクシーで約15分)。国道1号線「駿府匠宿入口」より進入