フラットアワー
対馬の海と人をつなぐ持続可能な水産業体験
日本三大墓地に数えられる宗家の菩提寺

「万松院(ばんしょういん)」は、長崎県対馬市厳原町にある天台宗の寺院です。対馬を治めた対馬藩主・宗(そう)家の菩提寺として、1615年に第20代当主の義成によって建立されました。
お寺があるのは、かつて10万石の城下町として栄えた厳原の中心部から少し歩いた静かなエリア。萩の毛利藩、金沢の前田藩と並んで「日本三大墓地」の一つに数えられる壮大な宗家一族の墓所があり、国の史跡にも指定されている貴重な場所として、歴史ファンや観光客が足を運ぶスポットとして親しまれています。
最大の魅力は、裏山に広がる宗家一族の壮大な墓所と、そこへ続く「百雁木(ひゃくがんぎ)」と呼ばれる132段の石段です。両脇に苔むした石灯籠が整然と並ぶ石段を見上げると、まるで天上界へと誘われるような厳かな雰囲気に包まれます。
また、石段を上る手前には樹齢1200年を超えると言われる「万松院の大スギ」がそびえ立っており、大自然のパワーに圧倒されます。
対馬最古の木造建築とされる安土桃山様式の山門(仁王門)など、墓所以外にも歴史的価値の高い建造物が美しく残されているのも特徴です。
厳原港から城下町の風情が残る街並みを散策しながら15分ほど歩くと、厳かな空気が漂う万松院に到着します。 拝観の際は、まずは対馬最古の山門で貫禄ある仁王像に挨拶をしてから境内へ入りましょう。本堂を見学した後は、いよいよ奥の墓所へ。少し足がすくむような長さの「百雁木」ですが、一段ずつゆっくりと踏みしめながら登っていくのがおすすめです。
石段を登りきると、巨大な墓石が立ち並ぶ荘厳な空間が広がり、大大名の威厳と長きにわたる対馬の歴史を肌で感じることができます。 日常の喧騒を離れて、歴史のロマンに浸りながら静かに自分と向き合う時間を過ごすのがツウな楽しみ方。
また、毎年10月には「万松院まつり」が開催され、約350基ある石灯籠すべてに明かりが灯されます。この日だけは夜間拝観が可能となり、闇夜に無数の灯りが浮かび上がる幻想的な世界を体験できるため、秋の対馬観光の目玉としても大活躍してくれるスポットです。
スポット名:万松院
住所:長崎県対馬市厳原町西里192
アクセス:
・公共交通機関:厳原港から徒歩約15分
・車:対馬空港から車で約20分、厳原港から車で約5分。
営業時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
定休日:木曜日(祝日の場合は翌日)
料金:年中無休 料金:大人 300円 / 高校生 200円 / 小・中学生 100円
駐車場:あり(約30台・無料)