フラットアワー
対馬の海と人をつなぐ持続可能な水産業体験
対馬の歴史と自然を丸ごと体感できる総合博物館

「対馬博物館」は、九州と韓国の間に位置する国境の島・対馬にある博物館です。自然、歴史、文化、芸術を扱う総合博物館として、特色ある資料を通じて古代から現代まで、朝鮮半島など大陸の国々や日本本土と活発な交流を続けてきた対馬のあゆみを紹介しています。
2022年4月30日に開館した対馬博物館は、対馬の新たな観光拠点として注目を集めています。所在地は長崎県対馬市厳原町今屋敷で、かつて対馬郷土館や対馬ビジターセンターがあった場所に建てられました。対馬市と長崎県が共同で整備を進め、3階建ての建物2棟で構成されており、総事業費は約40億5,800万円にのぼります。
1棟は「博物館ゾーン」(延べ床面積約4,100平方メートル)で、平常展示室などが入ります。もう1棟は「交流ゾーン」(同約840平方メートル)で、開放感のあるエントランスホールやミュージアムショップ、体験学習室などを備えています。厳原港からも近く、対馬観光の最初に立ち寄るのにも便利な立地です。
最大の見どころは、対馬藩主宗家が残した藩政記録「宗家文書」の一部など資料約500点をはじめとする、全国でも類を見ない稀有な歴史資料の数々です。宗家文書は、資料も含めると約72,000点にのぼる膨大なもので、その研究・管理・保護が博物館の重要な役割のひとつとなっています。
展示室には5つのスペースが設けられており、島内の遺跡から見つかった出土品や映像資料を通じて、古代から現代にかけての対馬の歩みをわかりやすく伝えています。アニメーションなどを活用した展示で、歴史初心者でも楽しみながら学べる工夫が凝らされています。また、対馬にまつわる貴重な生き物の標本資料も公開されており、自然面からも島の魅力を体感できます。
付設の「対馬朝鮮通信使歴史館」では、朝鮮通信使の行列再現や対馬との関係資料、雨森芳洲の資料、朝鮮通信使船や倭館の模型なども展示されており、東アジアとの深い関わりをより詳しく知ることができます。
厳原港から徒歩圏内にある対馬博物館は、対馬観光のスタート地点として最適です。まずは博物館ゾーンの平常展示室を訪れ、古代から現代へと時代順に構成された展示を眺めながら、対馬の壮大な歴史の流れをじっくり辿ってみましょう。
展示のハイライトは、なんといっても「宗家文書」関連の資料です。江戸時代から明治にかけての対馬藩と朝鮮半島との外交の歴史を物語る文書の数々は、歴史好きには特に見応えがあります。映像やアニメーションを交えたわかりやすい解説も充実しているため、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめます。
特別展示室では年2回程度の企画展も開催されており、訪問時期によって異なる展示内容を楽しめるのも魅力のひとつです。観覧後はミュージアムショップで対馬ならではのオリジナルグッズを手に取るのもおすすめ。観光案内所や特産品の販売も近隣に整っており、食事処も揃っているため、博物館を拠点に周辺の町歩きへと繰り出すのもよいでしょう。隣接する万松院とあわせて巡ると、対馬の歴史をより立体的に体感できます。
スポット名:対馬博物館
住所:〒817-0021 長崎県対馬市厳原町今屋敷668-2
アクセス:
・公共交通機関:対馬やまねこ空港より車で約15分、厳原港国内ターミナルより車で約3分
・車:対馬空港より約15分、厳原港より約7分 対馬空港から車で約15分。
営業時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
定休日:木曜日(祝日の場合は翌日)
料金:一般550円、高校・大学生330円、小中学生220円(各市民は110円引き)。15人以上は団体割引あり
駐車場:あり