フラットアワー
対馬の海と人をつなぐ持続可能な水産業体験
古代山城跡をトレッキング

「金田城(かねだじょう)」は、長崎県対馬市美津島町にそびえる標高276mの「城山(じょうやま)」にある古代山城跡を巡るトレッキングスポットです。飛鳥時代の「白村江の戦い」で大敗したのち、唐や新羅からの侵攻に備えるため、中大兄皇子の命によって667年に築かれた国防の最前線でした。 現在は国の特別史跡に指定されており、対馬有数の絶景スポットとしても注目を集めています。手付かずの大自然の中に悠久の歴史を感じさせる遺構が数多く残されており、全国から歴史ファンや登山愛好家が足を運ぶ人気の山として親しまれています。
最大の魅力は、森の中にひっそりと、しかし力強く残る1300年以上前の巨大な「石塁(せきるい)」です。当時の防人たちが築き上げた古代の石積みが、山の斜面を這うように長く続く光景は圧巻の一言に尽きます。 さらに山頂からの眺望も見逃せません。視界が開けた山頂からは、リアス式海岸が織りなす「浅茅湾(あそうわん)」のパノラマ絶景を眼下に望むことができます。
古代の山城跡だけでなく、日露戦争前に旧日本軍によって造られた近代の砲台跡や塹壕跡も混在しており、異なる時代の要塞が交差する独特の雰囲気を味わえるのも特徴です。
対馬空港からレンタカーを利用して約25分、海沿いの道を進むと登山口である黒瀬エリアに到着します。 トレッキングを開始したら、まずは旧日本軍が切り拓いた軍道と呼ばれる比較的緩やかな道を歩き進めましょう。道中には第一から第三までの城戸(水門)跡が点在しており、古代の建築技術の高さに驚かされます。途中から登山道らしい少し険しい山道に入りますが、往復で約2時間〜2時間半程度と、初心者でも挑戦しやすいコースとなっています。 山頂の展望スペースに到着したら、浅茅湾の絶景を眺めながら持参したお弁当やおやつを広げて休憩するのがおすすめの過ごし方。海と山が織りなす大自然のキャンバスは、登りの疲れを吹き飛ばしてくれるほどの美しさです。
なお、山の中には自動販売機やトイレがないため、登山口で済ませてから入山するのが鉄則です。足元はスニーカーなどの歩きやすい靴を選び、飲み物をしっかり持参して、対馬ならではの歴史と自然が融合した雄大なトレッキングを満喫してください。
スポット名:万松院
住所:長崎県対馬市美津島町黒瀬 城山
アクセス:
・公共交通機関:バス停から遠いため非推奨(タクシーの利用を推奨)
・車:対馬空港から車で約25分、厳原港から車で約35分
営業時間:見学自由(※安全のため明るい時間帯の入山を推奨)
定休日:年中無休
料金:無料
駐車場:あり(黒瀬登山口に数台分・無料)